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裏側

the other side of the moon

宿帳【ゲストブック】

 

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Dear Flower
妹のお店です。(ちょっと宣伝)
かわいいアレンジがたくさんあるので、のぞいてみてね。


2002.12.31(火)
 今日も良い天気。
 母はゆうべからお節にかかっている。お疲れさまです。オットは当直で不在。

 ちいは鼻詰まり、便秘気味のせいか、少し機嫌が悪いかも。
 今度は右の乳首が痛くなってきて、ちいが寝ぼけて吸っているときとかに激しく痛む。

 今年はいろいろなことがあったなあ。楽しいことも、つらいことも。
 でも、何一つ無駄なことがなかったように思うので、これからも頑張ろう。きっと来年はもっといい年になるから。

 皆さま、よいお年を。

今年読んだ本(笑)

○「古文書返却の旅」網野善彦 中央公論社 図書館
 これは無条件にお薦め。ちょっとでも歴史に興味がある人なら、ぜひ読んでください。どんな内容なのか知りたい方は、タイトルで検索してみて。いいレビューがあります。

○「夢の工房 」真保裕一 講談社 図書館
 内容に重複が多いのが気になるが、なかなか読みやすいエッセイ。小役人シリーズは結構好きなので、またいろいろ読みたいなあ。

○「日本の灯台」山崎猛 ぎょうせい 図書館
 買ってくださってありがとう>図書館
 きれいな写真集でなかなか内容も充実。でも、石原慎太郎の文章だけは意味不明。この人、ほんとに作家なんかい??

○「顔のない男」北森 鴻 文芸春秋 図書館
 オットの借りた本。枕元にあったので読んでしまった。結構面白かったけど、ちょっと作為が見えすぎるかなあ。

○「ヴァイキングの誓い」ローズマリー・サトクリフ ほるぷ出版 1600円
 いかにも、という作品。
 文中の「イギリス」という言葉が気になった。原書に当たってみようかなあ。ちょっとセンスのない翻訳。サトクリフの読者層を考えて欲しい。


2002.12.30(月)
 一日中ちいはおっぱいとミルクを飲み続けていた。おかげでくたくた…
 かなりのペースで体重が増え続けている。飲む量がこれだけ増えていれば当たり前か。

 風呂にはまた三人で入った。


2002.12.29(日)
 夜なかなか寝つけなかったのもあってか、ちいは朝まで起きない。

 午後は母と年越しの買い物に出て、オットに初めてちいを任せる。やはり泣いて泣いて大変だったらしい。夜は三人でお風呂に入ってみる。


2002.12.28(土)
 午前中ゆっくり寝かせてもらう。ちいは昼前から午後ほとんど起きていた。初めてのこと。

 乳首の痛みはほとんどなくなった。良かった。ずっと痛みをこらえて授乳していたのだ。

 初めてちいと一緒に入浴する。なかなか良い感じ。べったりスキンシップ(笑)
 泣きすぎたせいなのか、風邪気味なのか、声がちょっとしわがれている。かわいそうに。


2002.12.27(金)
 午前中は寝て過ごす。良い天気。

 昼前に産婦人科へ。一週間検診の時に、もう一度体重を量りに来るようにいわれていたのだ。腫れてしまった乳首の先の状態も見てもらう。
 体重増加は順調でほっとする。看護婦さんの鼻掃除を見て研究。夜にまねしてやってみたら上手に鼻くそがとれた(笑)

 夜、初めて風呂に入る。気持ちいいなあ。


2002.12.26(木)
 前夜遅かったので、朝はかなりのんびり寝てしまった。

 おむつ替えの時にうんち&おしっこ攻撃を何度も食らう。鼻掃除の時激しく抵抗するが(わたしの手や顔をど突く)終わるとけろっとしている。


2002.12.25(水)
 朝から曇りのクリスマス。何にもプレゼントはないけれど、幸せだなあ(*^o^*)

 一日年賀状印刷と書くのに追われ、あやしたりなだめたり寝かしつけたりで抱いている時間こそ長いが、あまりちゃんと構ってやれなかった。ミルクをたくさん飲む。


2002.12.24(火)
 クリスマスイブ。曇り時々晴れ。

 うんちの時、火がついたように泣き出す。分かりやすい。

 クリスマスディナー(烏龍)&ケーキ(ジェニュイン)で写真撮影。何とか起きているときに撮れた!
 ワインはチリのマルケス(コンチャイトロ)。

 かなり寒いので靴下を履かせてみる。時間の関係で、夜中に沐浴…


2002.12.23(月・祝)
 曇り。早朝に授乳したので、その後はのんびり起きだす。

 ちいは何度も両手を素早く見栄を切るように動かす。決めのポーズをする歌舞伎役者みたい。

 なかなか寝てくれず、抱いていないと泣き出す。大量にミルクを飲んだ。


2002.12.22(日)
 朝からいい天気。風邪引きのオットにつきあって朝寝(笑)
 とはいえ、ちいの授乳時間の関係ですっきり目覚める。

 洗濯、布団干し、部屋中の掃除。
 割合におとなしくしていたが、夕方から母に預けて買い物に外出したら、泣いて泣いて大変だったらしい。夜はなかなか寝つかず、一時間半以上授乳した勘定に…


2002.12.21(土)
 良い天気。

 ちいをなだめるのにおしゃぶりを大活用。でもすぐ出してしまう。
 頬がふっくらしてきた。

 当直明けのオット、風邪を引き込んで昼前に帰宅。せっかくの好天だというのに寝込んでいる。母と交代して隣室で寝ることに。クリスマスコンサートも欠席。

 明日の有馬の予想をする(笑)
 ちなみに今回の投資額は、通常のGIレースと同じ、500円(^.^;)


2002.12.20(金)
 ちいと一緒にMD、CDを聞いてこたつで過ごす。ゆうべ撮った年賀状用の写真を編集。
 今日は鼻詰まりはない様子でほっとする。朝には頬にひっかき傷があった。爪は切っているのになあ。お尻を二度も洗う羽目に。

 オット当直。


2002.12.19(木)
 朝のうちは雨。昼頃に晴れ間。

 ちいは一日おとなしくよく寝ている。だいぶはっきりにっこり笑うようになってきた。おしゃぶりに初挑戦。哺乳瓶を手で持つような仕草をする。鼻掃除に大抵抗。

 夕方、母にちいを見てもらって、初めてジャスコに買い物にでる。

 夜中になってしまったが、年賀状用の写真を悪戦苦闘しながら撮影。


2002.12.18(水)
 ゆっくり眠れない日(笑) 雨降り、午後は曇り。
 朝から声が出ないのでびっくりされる。昨夜半の授乳で疲れて、変な格好で寝てしまったからかも。

 朝、のんびりおむつ替えをしていたら、どばーっとおしっこ。服も綿毛布も新しい紙おむつも×。慌てて沐浴の準備。
 だらだらと寝てくれず、ほとんど1〜2時間おきに授乳し続ける羽目に(;_;)
 と言うか、よく寝てはいたんだけど、すっきりしなかったというべきか。寝ていた時間はとても長かったと思われるので…
 昼前にかなり長い時間機嫌よく起きて過ごす。
 わたしの背中痛は悪化。痛いよう。どうしても背中を丸めた姿勢で授乳することになるもので…

 母は町に出て買い物。夕方帰還。
 オットは友人が来たとのことで、飲みに出かけてしまった。ちゃんと帰ってくるかなあ…


2002.12.17(火)
 小雨まじりから曇り、午後には晴れ間。

 ちいが生まれてからもう2週間! すごいなあ。
 体重も3000gを超えました。

 ビデオのダビングをする。本当は編集したかったけれど、3本コピーを作るし、余裕がないので、そのまま無編集(笑)
 ちいはずいぶん変わったなあ、と思う。
 風邪はだいぶ良くなり、動けるようになる。


2002.12.16(月)
 早朝から雨で暖かい。風邪少しよくなる。湿度の高いせいか、楽。
 ちいも大きな鼻くそが取れる! 楽になるだろう。

 夜、シャワーを浴びて出たところでちいの泣き声が聞こえる。するとお乳がぽたぽたたれてびっくり。それも本物の泣き声ではなく、オットがダビングしていたちいのビデオの声だったので大笑い。

 電気、ガスの検診。案の定、倍増。うひゃ。


2002.12.15(日)
 乳汁の分泌はかなり増加、授乳後の搾乳でも40cc。授乳前後などにぽたぽた出てしまい、衣類をぬらしてしまうことも。

 風邪さらに悪化。ちいにうつらないのが不思議なくらい。
 鼻水を垂らしながら授乳する。鼻をかんだり咳をしたりするとびくっとするのがかわいそう。音にかなり敏感。

 オットはチャリコン、本番。


2002.12.14(土)
 一週間検診。体重の増加が少ないと指摘され、日に八回の授乳とミルク増量をいわれる。あーん、何とか母乳オンリーに近づけたかったのだが、まだ無理のようだ。

 オットは合唱の練習。


2002.12.13(金)
 良い天気。カタログ、DMが大量に届きはじめる。なるほど、新聞の出生記事はそういうことだったのか(笑)

 毎日母が沐浴させてくれていたが、今日は自分でしてみる。
 退院直後から怪しいなと思っていたが、どうやら風邪を引いたようだ(-.-;)


2002.12.12(木)
 新聞の地方面に、ちいの出生の記事掲載される。おもしろーい。レンタルのスケール届く。

 ちいのまぶたの奥の方に仕舞われていたまつげがだんだん出てきた。奥二重なんだなあ。

 


2002.12.11(水)
 沐浴の時に、臍の緒のかさぶたほとんど取れる。母の提案で、レンタルのベビースケールを借りることに。電話で申し込む。


2002.12.10(火)
 オットと母は出生届を提出に。小雪の舞う天気。

 ちいの鼻は相変わらずなので、何とか部屋の湿度を上げようといろいろやってみる。
 乳の色が前より白くなった。もう初乳も終わりなのかな?


2002.12.9(月)
 初めて外出。といっても隣のスーパーだけど…今日はかなり寒い。

 ちいは一日中鼻詰まりで息が苦しそう。特に熱はない。時々苦しそうにするので心配。
 母が沐浴させてくれる。わたしは隣で補助と湯上がりの担当。


2002.12.8(日)
 退院の日。何か診察とかあるのかと思ったらないらしい。院長先生が朝のうちに病室に来て、午後は不在だからと挨拶された。
 オットの母と妹弟が大分からちいを見にやって来た。まず病院に寄ってもらい、沐浴の実習にも一緒に行く。新米おばあちゃんとおばちゃんおじちゃんはとても喜んでくれた。
 その後オットと母が来て、退院。大先生と一緒に写真を撮り、退院。最後の最後でなかなかベビーシートで手間取ったけれど、病院生活はなかなかよい経験でした。

 お祝い膳の立派な鯛とお赤飯をいただく。ほかにもいろいろ持ってきてもらったのだが、さすがに疲れていてよくわからなかった。

 夜は鼻掃除とつめ切りに初挑戦。


2002.12.7(土)
 夜半過ぎの授乳、しっかりミルクが飲めなかったせいなのか?なかなか寝ついてくれず、朝方までうとうとしたり、ぐずったりが続く。
 朝に、今日昼から嬉野へ職場慰安旅行のオットに早く寄ってもらいたかったのだが、なかなか起きない様子(笑)
 結局昼前ぎりぎりになってから母と登場、授乳する。三人で沐浴を見学し、なかなか寝ないちいを喜んで構うオットと母…よかったね。

 母はまた午後に来るからと、二人で一旦帰ったものの、次に現れたのは夕食後。搾乳機を持ってきてくれたのはいいけれど、哺乳瓶が合わないので、そのままでは使えず……人間搾乳機、ちいに頑張ってもらうことにしよう(笑)
 夕食は退院前のメニュー、伊勢海老! でも直前に合唱団の友人が一家三人で寄ってくれて、その上にちいがぐずりはじめたので、食べはじめたのはちいをひざの上に置いたままの40分後。
 すみません、お乳やりながらとか結構むちゃな食べ方をしてしまった。余計に味がわからず、せっかくの豪華な食事が楽しめなかったよう。
 母に不要な荷物を持って帰ってもらい、そろそろ明日の退院に備える。10時過ぎに授乳、おむつ替えのあと寝かしつける。結局11時半までかかる。その後30分搾乳してみる。

 もうとにかく、顔も毎日変わってかわいくなるということもあるけど、仕草の一つ一つ、反応から何からかわいくて、日に日にかわいさが増してくる。本当に宝物だなあ、と思う。


2002.12.6(金)
 予想していたよりは楽に夜を越し(でももちろんいつもよりはだいぶ眠い!)、ほっと一安心。夜暗いうちは、少しでも泣いている時間を減らそうと大慌てで作業するのでなかなか大変。
 朝のうちもなるべく眠ろうと、ちいと並んで横になる。ところが午前中の授乳はタイミングが難しい。消毒、沐浴、シャンプー、部屋の清掃…

 母は町に一人で買い物に出かけ、いろいろ買い込んでくれたようだ。だいぶ慣れてくれたようで、安心。パジャマもたくさん買ってくれた。

 さすがによく眠れはしないので、昼のうちはあまり休めない。
 夕食はカフェテリアでの会食、といっても参加はたった三人で寂しいかぎり。二人目のお母さんと18歳のギャル…うーむ、楽しくおしゃべりはできたけど、熱気のこもる場所にあるカフェテリアは暑くて暑くて、おまけにメニューはその場で加熱する釜飯、と来たもんだ。汗びっしょり。

 夕方、オットがようやくちいの起きているタイミング(出産後ほとんど初めて)にやって来る。オットはおむつ替え、ミルク授乳に初挑戦で大喜び。
 合唱団の友人が一人寄ってくれる。赤ん坊に大感激の様子に、何だかくすぐったいような、うれしいような…


2002.12.5(木)
 今日午後から赤ん坊が同室の予定なので、少しでも余分に眠っておこうと、午前中も電気つけず、カーテン閉めっぱなしでごろごろ。新生児室をのぞきに行ってみると、大混雑。朝九時前の帝王切開までの間、ベビーラッシュだったらしい。
 昼前に部屋でうとうとしていたら、早速ちいがやって来た。そこに明日予定日の友人がバラの花束を手に登場。ありがたい。
 まずおむつ替え、ミルクの準備方法までを教わって、授乳とミルク。慣れないので、一通り終えると汗まみれでぐったり。ちいが満足げにすやすやと眠ってくれたのだけが幸い。でも、飲み終わってげっぷが出たあと、しゃっくりがなかなかおさまらずに続いてかわいそう。
 そうこうしているうちに食事が冷めた。これからずっとこういう生活なんだろうなあ、仕方ないけど。
 昼休みに抜けてきてまでオットが来て、入院費の支払いをし、出生届を出すつもりだったが間に合わず。

 母が妹の送ってくれたアレンジを持ってきてくれる。ありがとね(*^o^*)

 すぐに次の授乳時間が来てしまうだろうから、ちょっとでも余分に横になろうとするけれど、なかなか休めない。ちいがなぜかおやつやトイレのタイミングで泣き始めるので、なかなか大変。焦ってやると何でもうまくいかないし。
 夕方オットが寄ったころにはちょうど授乳後のお休みタイム。その後合唱団の友人三人が訪ねてきてくれた。夜8時頃には授乳予定だし、そろそろ泣き出すかな、とみんなで待っていたが…気配なし。あきらめて帰る。
 オットも名残惜しげに帰る。結局泣き始めたのは夜の10時40分でした。

 さすがに夜中の授乳は頭がぼーっとしている。まあだんだん慣れてきたので何とかなるけど…


2002.12.4(水)
 午前中はほとんど寝て過ごす。大先生来られる。ちいの血液型がA型だとのこと。「射手座、A型」の占いの紙をいただく。うーん、面白い。

 母は昼過ぎに来るというので、午前中はゆっくりし、美容師さんが呼びに来てくれたので洗髪、セットをしてもらう。ううん、気持ちいい。あんなに汗をかいたのに、シャワーを浴びられないのがつらい。
 看護婦さんがついでの時に、聴覚検査で異常ありません、と言ってくれる。

 昼食を取ったあと、またのんびりして、1階外来で消毒。大先生に病院からのお祝いセットをいただく。部屋に戻ったら母が来ていた。かなりゴージャスなバラのアレンジを作ってくれたので、テーブルに飾って写真を撮る。
 午後は後腹の腹痛が結構頻繁できつかった。

 調子が良ければ赤ん坊を部屋に連れていっていいといわれていたので、新生児室にちいを迎えに行く。
 何だかうれしい(^_^)

 ちいは目を覚まして、口を開けて首を振り、何かを探す様子で、糖水を与える時間前だったようだし、試しに乳首をくわえさせてみると、離さない。そんなに出ているはずはないと思うのだが、飽きずにくわえて吸っているので、結局一時間近く授乳していたかも。いろいろ奮闘してこちらは汗まみれ。
 やはり出なくなったのか疲れたのか、ご不満で泣き始めたし、時間なので新生児室に戻す。

 夕食が来て食べ始め、母が帰る。オットが来て、早速新生児室に行ってちいを連れ出すが、ぐっすり眠っている様子で全く目を覚まさない。オットは不満げだが、それでも飽きずに抱いている。でれでれ、という感じの笑顔。
 8時になったのでちいを新生児室に戻し、オットは帰宅。ずっと腹痛が断続的にあってきついので、鎮痛剤をもらう。1時間以上たってからようやく効き始める。のんびり荷物の整理をしながら、昨日のお楽しみボックスのビール(135ml)を一つだけ開けてみる。もうすでに8ヶ月以上、ほぼ完全な禁酒状態が続いていたので、ゆうべのディナーの白ワイン一杯に、今夜のビール少々で、とても幸せになったのが妙におかしい。どうせまた、しばらく飲めなくなるだろうし…

 夜、今度は反対側の隣の病室で赤ちゃんが泣きだして、なかなかやまない。大変だなあ。12時頃、ようやく就寝。


2002.12.3(火)
 頼りにしていたオットは、こんなときだというのにしっかりお酒を飲んでいたせいか、一緒の布団に入るとすぐに寝入ってしまい、陣痛の時には二回ほどしか腰をさすってくれなかった('_;)
 その後は、ぐうぐう寝息を立てているオットの温かい手を自分で自分の腰に当ててさすっていました(笑)

 夜半1時過ぎには間隔が8分になり、ついには6分に。オットを起こす。病院に電話したら、取りあえず一度来るようにということで入院の準備をして出かける。
 オットの代わりに母が運転して、2時頃病院に到着。早速分娩台に乗って内診。「帰らなくてよさそうですね」の看護婦さんの声にほっとするが、あとで聞いてみたら、この時点ですでに子宮口は6、7センチ開いていたとのこと。ひええ、この段階でももっと痛いものかと思っていた。そりゃ、その前も十分痛かったけど…

 陣痛室に入り、着替えてベッドに横になって、最初のうちは部屋の時計とオットの腕時計の示す時間が違うことなどを笑っていられたのだが、だんだん痛みがきつくなってくる。途中で、助産婦さんらしきベテランナースが入室、呼吸法の指示をしてくれる。途端に痛みが半減したのでびっくり。
 しかし徐々に呼吸が乱れてきて、七つカウントする最後まで吐く息が持たなくなったりしてくる。しきりに「大便したくなってこないか」と聞かれるが、まだよくわからない。痛みの持続時間と、痛みと痛みの間隔がほとんど同じくらいになって、途中から誰が腰をさすってくれているのかさっぱりわからなくなってくるし、確かめるほどの余裕もなくなる。
 ついに「尻に来た」ので、そう言うと、「はい、じゃあ分娩室行きましょう!」と声がかかる。このとき実は母がたまたま部屋にいなかったらしいのだが、全然気づきませんでした(^.^;)

 分娩室(改装工事直後でぴかぴか)に入り、分娩台に乗り(一苦労)、内診され、会陰付近を剃毛され、導尿され、点滴を確保されたが、この間も大して時間はかかっていなかったはず。この間に数度陣痛があったくらいだから…
 分娩台に乗ってからは誰も呼吸のカウントを手伝ってくれないので、一人で必死に息を吸ったり吐いたりしていたが、あんまりつらいので、ついに悲鳴のような息が漏れ始めてしまったころ、「はい、いきんでいいですよ!」と言われる。え〜本当にもういいんかいな?
 しかし、立ち会うはずのオットがまだ来てないんですけど。
 最初の二回ほど、要領がわからなくて、思いきりいきめなかったが、痛みをこらえるよりは踏ん張るほうが楽なので、頑張っていきむ。どこの瞬間からか忘れたが、オットが励ましてくれた。オットが分娩室に入ったころにはすでに頭が見えていたそうだ。
 麻酔しますよ、と声がかかり、ああ、切られちゃうんだな、と思ったが、それどころではない。
 数度目のいきみでするっと抜ける感覚があり、直後に鋭い声が。これが産声だということにどうもピンと来なかったのはほんと。しばらくしてからまた激しい泣き声が聞こえたが、わたしには真っ白で長い手の指がうねうね動いているところしか見えなかった。オットはビデオの準備に手間取り、肝心のところは録画できなかったようだ(^_^)

 「きれいな顔をしている」とお医者様に言われる。

 臍の緒を切った直後に防水紙越しに胸の上で抱かせてもらった。まだあちこちに血や羊水をつけたままの温かくて湿った赤ん坊。軽いけど、ずっしりと充実感のある元気ないのちだった。
 オットは「よく来たなあ〜!」と声を震わせていた。

 その後赤ん坊は産湯のために連れていかれ、わたしは会陰切開の縫合を受ける。分娩台の正面の大きい横型テレビモニターでは、イルカの泳ぐビデオが流れていた。
 その後リクエストしていた初乳を含ませるために、きちんと服を着て帽子までかぶった赤ん坊が連れてこられ、初授乳。もちろん乳らしい乳などまだ出るはずもないのだが、しっかり力強く吸うので面白かった。

 分娩台から降りる直前、処置のために腰を浮かせるように言われてその通りにすると、「体柔らかいわね」と褒められる。腰を上げられず、片側ずつ上げてもらって処置をすることもあるそうだ。ちょっと得意になっていたら、その後太ももがつってしまって苦笑い…
 車椅子で病室に移動。

 結局分娩室に移ったのが3時半ごろ、生まれたのは4時12分。2804グラム、49.5センチ、ちょっと小さめの元気な女の子。
 お産が始まってからとても短い間で済んだので、ラッキーでした。安産と言えるでしょうねえ。
 これまではぴーちゃんと呼んできましたが、これからはちーちゃん、ちいになります(*^o^*)
 よろしくね。

 オットは帰宅し、母が朝まで付き添ってくれる。
 目が冴えてしまい、結局全然眠れない。
 最初出血が多いからと腹に入れられていたアイスノンも、子宮の収縮がよいということで取られる。
 大先生(副院長)が朝来られて、子どもの名前を聞く。その後、びっしり書かれた姓名判断の紙をいただく。うわさ通りだわ(^_^)
 明治乳業の栄養士さん来訪、説明を受ける。面白い。粉ミルク営業なのね。こんな仕組みがあるなんて。
 昼近くまでは上を向いたままの姿勢で病室のベッドで安静だったので、朝食も母に寝たまま食べさせてもらった。じりじり待って、起きていいと言われた時間になってから喜び勇んで新生児室へ向かう。
 自分の生んだばかりの赤ん坊がベッドに並んでうねうね動いているのを見るのは感動モノ。なるほど、胎動の動きはこんなのだったのね。ほかには赤ん坊がいないので、ゆっくり眺められる。おもしろーい。

 母が昼食を買いに出かけ、ようやく起きだしたオットがお待ちかねのお楽しみボックス(本当は陣痛室で過ごす時間のために用意するはずだった)をもって登場。アイスや飲み物などが詰まっていたが、ビールのミニ缶まで入っていてびっくり(笑)
 オットが帰宅する母を送って行き、戻ってきたころにはちょうど、看護婦さんがちいを連れてきてくれていたので、一緒に2時間少々を過ごす。そのほとんどの時間眠っていて、ずっとオットは嬉々として抱いていた。途中で、おやつが出る。三時と八時半におやつ。いいところだ(^_^)

 あまり眠くならないので、テレビを見たりして夜半まで起きていたが、隣室から赤ん坊がずっと泣いているのが聞こえる。大変そうだなあ。


2002.12.2(月)
 予定日。気配なし。

 昼からハウステンボスに行き、ひたすら母とてくてく歩く。母はあちこちで買い物に精を出し、園内から父と妹に荷物を発送。わーお。
 あちこちで試食も食べまくったし、昼にはピノキオでピザとパスタをどっさり食べた。

 夜は昨日買った牡蠣を焼いて食べた。それとカレー。食べ過ぎた。
 食べ終わってしばらくするとお腹が痛くなったので、しばらく横になる。下痢。このところ食べ過ぎてたから…と思っていたのだが。

 そうこうしているうちに、痛みが規則的になってきてしまい、11時半にはおしるしが。これは本物だと、みんなで早速出かける準備をしてから、少しでも寝ておこうと布団に入る。


2002.12.1(日)
 母と出かける。まずはヨットハーバーに寄って我が家のおんぼろヨットを見せ、展海峰に寄り、花の森公園へ。ぼんやりしていたら、大きい敷地の方を全然見なかった…意味ないじゃん。
 それからパールシーに行って、牡蠣焼きを食べ、岩牡蠣を買い込む。家で焼いて食べるんだ〜
 昼は銀寿司(初めて!)。そのあとアルカスでオットからチケットを受け取る。今日は「カルミナ・ブラーナ」の本番なのだ。
 いったん帰宅して牡蠣を置いてからアルカスへ。入場が遅かったので、前の方の席になったが、とても楽しい演奏だった。合唱もなかなかだったし、オケも、アマチュアとしてはかなり大したもの。指揮の大谷先生のソロ!は圧巻だった。

 夕食は烏龍へ。たらふく食べた。オットはシェフにクリスマスディナーのテイクアウトの相談を持ちかける。期待できそう。


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