月の裏側
the other side of the moon
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98.04.30 (木)23:46ほぼ半年の間毎日聞き続けていたJ-WAVEの五時前のニュースが四月からの番組改編でなくなってしまったので、しばらくあちこちのFMをさまよっていたが、さすがに仕事帰りに聞くので、能天気なトークはいやだし、英語のニュースの入るINTER-FMを聞くことにした。でもなんかこの局変だよなあ。
学生の時には、FENがぎりぎりで入る(というよりほとんど入らない)ところで暮らしていたので、ほとんど聞かなかった。いちばん聞いていたのは高校生の時? 最近、少しは変わったのかしらん。
ドイツではやっぱりBBCかなんかのドイツ放送を聞いていたが、アメリカントップ40のカウントがドイツ語だったので、私はこれで40までの数字を覚えた。
「銀英伝」にもドイツ語の1を「アイン」としている箇所がいくつかあったっけ。何度も確かめようと思うのだがすぐ目的を忘れて読みふけってしまうで、正確にはわからないが、やっぱり「アインス」が正しいのでは?そういえば、いつの間にかガソリンは85円に戻っていた。満タンにしておいてよかった(^^;;
四月の大改築は夢と消えた。あと十分切っちゃったもんなあ……てなわけで、来月に持ち越しです。ごめんなさい。って誰に謝ってるんだ?
しかし、四月ももうおわりかよ〜
給料日の今日、金を下ろしてスポーツクラブの入会手続きをしてきたので、時間がなかった。おお、珍しい、今日は本当に本を何にも読んでない……と思ったら、貸し本屋でこんなものを。
- 「ドラッヘンの騎士」 青池保子 秋田書店
98.04.29 (水)21:43せこせこ執筆に励むはずだったが、まだ一字も書いていない。今日は「書斎」(単にパソコン一式の物書き環境のこと)を寝室から隣の部屋へ移動させたのだ。この部屋はエアコンがないので、また夏には戻る羽目になるでしょう。ううう(^^;;
久しぶりに大掃除を始めたのだが、当然終わるわけもなく、部屋は却って汚いという有り様。これですぐにまた休みになるからいいけど、そうでなかったら片づける気力もなくなってしまうのだろうなあ……
それでも部屋中を引っかき回したおかげで、いろいろ懐かしいものに出会えた。雑誌のバックナンバーとか、昔の日記とか、土鈴とか、一目見ただけでげんなりする高校のイヤーブックの写真とか。あとがきにサトクリフの「王のしるし」のひとことがあっただけで買ってしまった駒崎優の「闇の降りる庭」(小学館)。ああ……
それなりに読ませることは認めよう。ただし変な日本語表現は何ヶ所もあったし、時代の雰囲気というものが感じられない。尻つぼみだし。もったいない。
98.04.28 (火)21:43叩くと回転音が低くなるハードディスクなんて嫌いだ。まだ新品なのに。
四月が終わる。まだ何もしていないのに、と嘆く暇があったらさっさと始めるべきだなと。
そんなわけでただいま執筆中。新作は早ければ五月末に。デズモンド・モリスの「ふれあい」(平凡社)を読んでいる。なかなか面白い。赤ん坊の感覚は不思議だ。涙は拭うために流す、という発想には驚いた。なるほど。
- 「スリーパーズ」
ちょっと期待しすぎたか?- 「ロミオ&ジュリエット」
アップテンポで斬新な映像は確かに良かった。
ただし、せっかくのシェークスピア英語を生かしきれていないたるい
セリフ回しが、私のような英語力の人間にもわかってしまう。- 「フィオナの海」
アイルランドに行きたい。それも西の海に面した荒々しい自然の中に。
98.04.28 (火)00:31体調はほぼいいのだが、けちが付いて仕事に行きそこなった。風邪をこじらせた母は気弱になって何度も電話してくる。病気の祖父にうつすとまずいのはわかっているのだが、私も一応は仕事をしているのでそうそう何度も行くわけには行かない。連休がすぐで良かった。
バタバタしている割にはしっかりビデオなんかみちゃったりして。それでもってER見損なったりして……
98.04.26 (日)11:55何とか終わった。出来は聞かないでくれたまえ……
久しぶりに消息の知れた人が三人。良い日だった。
あかちゃんの顔を見てきた。もうはいはいまでもう一歩。床に両手を突っ張って頭を持ち上げる姿を見ると、私より背筋あるなあ、と変なところで感心してしまう。
「世界の果てに」を見た。美しかった。ああ、これは知っている風景というものに香港ででもスコットランドでも出会うことができた。ありがとう。
こうしていくつも新しいものに巡り合うと、再び心が柔らかくなるように思う。
あ、そうだ、「冒険者たち」「グリックの冒険」を借りてきました。乞うご期待。
98.04.26 (日)00:36ついにオーディションだ。登校拒否になりそうだ。
結果が出る前からチケットを買ってしまった。どなたか5/23のサントリー、マーラーの「嘆きの歌」と交響曲第十番の第一楽章を聞きに行きませんか。佐藤しのぶ、錦織健といった、クラシックファンでなくても知っている豪華キャストですよ。受かれば私も出ます。もし、受かればね……公約通り、四月中に大改装できるかなあ……
不摂生がたたって、体調がめちゃめちゃ。胃が自分のからだじゃないみたい。でも刺激物が摂りたいんだよ。それってストレスか?
- 「空のアンテナ」 杉本亜未 マガジン・マガジン
98.04.25 (土)00:28さあて。やっぱりなるしまゆりなんて好きじゃないわい。面白そうかな、とは思うのだが、読み切るとぐったりしてしまう。相性が合わないというのか? それほど期待してなかった「銀流沙宮殿」は良かった。やっぱり中近東ネタはヒットが多いなあ……
- 「少年魔法士」1〜3巻 「原獣文書」1〜2巻 「レプリカマスター」
なるしまゆり 新書館- 「群青の日々」 清原なつの 集英社
- 「君の瞳に三日月」全二巻 「ほとんど以上絶対未満」 桑田乃梨子 白泉社
- 「美しい男」1〜3巻 高口里純 徳間書店
- 「オーダーメード・パラダイス」 山田睦月 新書館
- 「月明かりの丘」 かわみなみ 祥伝社
- 「J1」全二巻 間々原絵里依 角川書店
- 「君にやどる星」 高橋冴美 新書館
- 「銀流沙宮殿」 文月今日子 主婦と生活社
98.04.23 (木)22:21超絶不調。起きているのも寝ているのも辛い。さっきからミスタッチばかり。キーボードの上の指がなんだかいつもより遠いところにあるような気がする。
- 「動物のお医者さん」全十二巻 佐々木倫子 白泉社
- 「月の行方」 かわみなみ 祥伝社
毎日毎日はいっていた無言電話がぴたっと止まり、テレコムとIDI
のせいだとわかったのでほっとしている。全く、名前ぐらい名乗って
くれよ。
98.04.21 (火)22:26以前ほど浮き沈みの差が激しくないはずだと思っていたのだが、やはり今はどん底らしい。友達に電話しても出なかったり、気が進まないメールを書いたりするだけで、落ち込んでいる。反省。
世間は浮かれた春だというのに、わたしはおととしあたりから引きずっている感情的なしこりをまだ解消できないでいる。未練がましいやつだ。
- 「空の青 水の青」「花図鑑」全五巻 清原なつの 集英社
- 「夢見るころをすぎても」 吉田秋生 小学館
98.04.21 (火)21:18不調。精神的に脆いのもいけないと反省中。
最近、何かつかみかけている気がする。もやもやとしてまとまりのない、形のわからないもの。これを捕まえることができたら、きっと何かしらかけるだろうと思う。頑張ろう。
昼はかなり暖かいのに夜は冷える。
そうそう、掲示板にも書いたが、稲毛で試乗会を計画中。
冷やかしでもいいのでいらして下さい。5/1あたりの予定。この一年半くらいの生活(パソコン通信を始めたあたりから)は、ずいぶん変わっていたような気がする。自分の本来のペースに戻さなくちゃ、と考えてから、そんなものは最初からなかったことに気づく。
自分が誰に愛されたかではなく、誰を愛したかが大事なのだけど。
98.04.20 (月)22:17勢い余って「マークスの山」まで再読してしまった。疲れた。気持ち悪い……
そうすると、持ってない「照柿」まで読み返す羽目になるのか。夕食は石狩鍋風。ちょっと日本酒(金箔入り(^^;;)を入れたら、酒粕入りみたいになった。面白い。料理は好きだが、最近頻繁にはしていなかったので、今日も左手の爪に切り込みを入れてしまった。
98.04.20 (月)01:35七時間前に借りてきた「レディ・ジョーカー」を読破中、現在下の78ページ。入浴、その他中断のみ。この他の更新は読了後。では。
98.04.17 (金)23:57昨日の朝会社に向かう途中、国道でなんだかスピードの遅い白い車を見た。追い越しざまに横目で見たら、眼鏡をかけた男性ドライバーは本を読んでいた。なんか技術書か、参考書みたいなやつ。
グイン60巻。あ、いかん、これじゃ手抜きだ。
- 「ガルムの報酬」グイン・サーガ60 栗本薫 早川書房 500円
やれやれ、確かにパワーには溢れてるよね。でも20巻ぐらいまでの
ドキドキはもう、ぜんぜん感じないんだなあ。- 「青春18きっぷ完全攻略ガイド」 中尾一樹 イカロス出版
やっぱりわたしはてっちゃんにはなれないなあ。学生の時はぜんぜん
平気だったのに、最近は電車に長時間乗っていると辛いのだ。昨日はピカチュウの大群を見た。なんか妙だった。
ガソリンが残り少ない。78円が三軒に増えていて、昨日の地方版の
新聞にもそのことが載っていた。それで帰りに入れに行った。46.5リットル
入ったが、4000円でおつりが……部屋が埃だらけだ。掃除したいが、歌詞が入るまで時間の余裕がない。
今日は練習。ただし家に帰ってパンを食べたら眠くなって寝てしまって
さぼってしまった……いったい何をやっているんだ。きのうだか一昨日だか、電子出版のお勧めメールが来ていた。
年に3000円で作品を販売してくれて、70%が印税としてはいると
いうのだが、正直に言って自分の作品に商品価値があるとはあんまり思え
ないし。古くからの読者でさえ、私の作品に600円払うのはえらくため
らっていた……
お金のために書く覚悟ができているかというと、全然。でも面白いこと
は面白いわね。
ただし、なぜ私にこのメールがきたかを考えると、ちょっとうれしくな
い。検索エンジンの登録ページを見てきたに決まっているだろうと思った
から。
間違ってもどこかで作品を読んで、ではないと思う。それならまだうれ
しいけどね。まあ、公開しているということはそういうことだ。
それは自分の作品が小銭でもなんでも稼いでくれればうれしいさ。ただ、
それだけのものになってしまったらがっかりだよね。
商売として成り立つ可能性があるクライアント候補としてみられたのだ
とすると、逆になんか悲しいような気も。
自分の作品に3000円以上の価値があるとは信じていたいけど、そう
うぬぼれているようなやつだと思われてもいるわけで、出資するというの
もためらわれる。評価するのが直接消費者であるというところが恐いのか
もね。
加えて言うならば、今ネット上で公開している作品以外のストックは
ほとんどないし、販売する作品を新たに書き下ろすことはほぼ不可能に近い。
そんなことできれば投稿してるわい。新しい人に来てもらうのも確かに大事なことなのだが、それより、いま
来てくださる方がまた次にも見に来てくださるようなページにしたいです。
それにしてもよく日記もどきのこのページが続いている。同じような
調子で家計簿もつけなくちゃなあ……
まあ、お休みする日はあっても、家にいて書かなかったことは今のところ
1日もない。こんな調子でお話も書ければいいのになあ……ヨッティングが廃刊になってしまった。(正確には休刊らしいが)といって
もそんなに何度も買ったことはないのだが、舵よりはよっぽどスマートで
手に取りやすかったので、好きだったのに。
舵は総合雑誌という感じで、プレジャーボートの比重が高くて、私の
ようなパートタイム貧乏セイラーが読むたぐいの雑誌ではないのだ。いくつか新しい企画を立てている。
一つはアーサー・ランサムの本に出てくる帆走用語について。
もちろん私はこの手のことについて専門家というわけでは全然ないが、
ランサムサガに出てくる言葉と、今実際に日本でヨットに乗っている人が
使っている言葉は違うのでここら辺を研究してみたい。
あともう一つは、英語(主に)の名前の意味とか語源とかについての
データベース。十年以上前、友人が図書館で借りてきたのを見せてもらった欧米の名前
の語源辞典がどうしても見つからない。しょうがないから、自分で分かる
ことはせっせとデータベース化しよう。そういうページだ。情報提供を求む。ここにいろいろな言語の辞書があると教えてもらった。
98.04.16 (木)22:51今日現在、わたしの世界には「嘆きの歌」以外の音楽は存在しない。これだけ歌っても歌詞が入らないとは絶望的。旋律はほぼいいのだが。これではドイツレクイエムの二の舞いだ。あの時も練習にあまり出ないでオーディションに臨み恥をかいた。
しかしこれではオーディションまでの間、ほかの何にも手がつけられない。実際にこのページ以外に何も書いていない……思った以上にいろいろな人にこのページを見てもらい、この日記もどきを読んでもらっているようで、なんだかとっても恥ずかしい。
そういえば先日化石並みに古い短編を上げた以外、ここのところ、作品を一切いじっていない。今、アクティブな作品を上げられないのは書いていないのだから仕方ないが、もう書いてしまった古い作品は、さっさと続きを載せるべきだなあ。反省しています。
本当に書いていない。
エディタを立ち上げ、問題の連載作品や新作などのファイルを広げてはみるものの、一字や一行直したり、メモのページを作ったりするのが関の山。これでは「創作の部屋」への復活など夢また夢。
まったく新しく思い付いた作品というのは最近は少なく、どれもむかし世界が物語にみちみちていたころに思い付いた話を追いかけて書いているのが多い。そんな中で珍しく新しいアイデアにであったのだが、これが自分が見た夢なんだ。
恐かった。
「真夏の夜の」を書いたあと、ホラー書いたら?って何人かの人にいわれたのだが、あの得体の知れない恐ろしさを再現できるのなら書いてみたい。
でもね、たいてい自分が恐いだけなんだよね……問題の連載には、非常に苦しめられている。
学生時代に作っていたコピー誌に連載するつもりで書き始めたあっさりした中編のつもりだったので、「創作の部屋」にデビューしたばかりのころ、アップできる手頃な旧作が尽きたとたん、すぐにこれを始めてしまった。予想外に初回に反応があったので、いい気になって風呂敷きを広げてしまったら、もう、おさまりがつかない。
サイクリックになってしまった連載の部屋に移ってからも、遅々として進まないために、完結を目の前にして(本当です)、頓挫中。
もう、最初のころは読めなくなっているだろうなあ。
恥ずかしいけどこのサイトにアップし直すか……
実録、へっぽこ連載作品が完結してライブラリ登録されるまで。
こんな感じで……いちおうSF風の世界を舞台にしている。近未来風遠い未来だ。
西暦で何年にあたるかなんてどこにも出てこないし、人類の知っている天体ときたら、地球と月くらいしか出てこない。だってうかつに知られているもの出したら、うそばっかりだからな……いいんだ、ホラ話だから。
SFでは、ない。
主人公は女子大生で、これは自分が学生のときに考えた話なんだから当たり前だな。最初は植民星独立ものなので、ダグラムかと言われたけれど、どっちかというと田中芳樹の終わってない某作品なんだな。
だって主人公が宇宙地誌学専攻だぜ。(そんなのあるか)
主なテーマは……母との葛藤。恋愛。アイデンティティと時代性の理解。そんなもんか? 自己との葛藤が一番辛そうだけど。
流されていく時代と世界の中で、自分の場所と自分自身を見つけようとする孤独な戦い、そんな感じかもしれない。
なぜ未来が舞台なのかというと、既成の価値観がずたずたにされるような時代を背景にしたかったからで、読んでいる人も主人公も、何が正しいのか決めかねているような、そんな感じを作りたかった。
決してうまくはいっていないが、それは力不足だから仕方ない。
書き始めたころは単純に恋愛ものの姿を描いていたが、今となって、仕事とか、家族との葛藤とか、大切にするものとか、ちょっとした環境の変化が及ぼす影響とか、そういったものに前より目が向くようになったので、それに応じて中身が変わってきた。
だから純粋な創作作品というよりは、みずからの中身を表現するような物語になっているような気がする。
当然破綻だらけ。
うわー、作品以外で作品のテーマについて語るなんて、ルール違反もいいとこだね。はいはい、5月9日 NHK衛星第二 「世界わが心の旅」ね。
了解。
砂漠の話、好きだからなあ。
昔トルコに行ったとき、カッパドキアの暑さで焼け死ぬかと思ったが、カイロからきたという日本人の旅行者が平然としていたので、これは砂漠には住めない体かも、と思った。
そういえば、留学していた同級生がカイロから帰ってきたなあ。今度電話してみよっと。病床にある祖父の墓を買ったという。祖父が亡くなったら祖母を引き取るからおまえは出て行けと言われた。うーん、父の定年までは居座るつもりだったのに。まずいなあ。
98.04.15 (水)21:23まだ水曜日かよ〜もう泣いちゃうぞ。そういえば昨日、ポケットピカチュウのシールをもらった。かわいい。うへへ。ポケモンって見たこと一度しかないんだけど、その十分あまりの間、わたしはピカチュウにくぎ付けだったのでした。ダイエットを真剣に考えているわたしにとって、かわいい万歩計は魅力十分だ。どうやったら手に入るかなあ……
一歩さん提案のあらすじの件。基本的には乗りたいと思います。条件(いつ読んだかとか手元に本があるかとか)を明示して、やるといいでしょうねえ。SFでもかまいませんが、入手が難しくないものにして下さいね。SFの本格的な導入が何せ遅かったもので、あまり蔵書にないのです。最盛期の高校時代、わたしは友人がお金を集めて日本から送ってくれる日本語の本にかなり依存していました。SFの基礎教養はその後早稲田ミステリクラブに進まれた某氏の協力によって培われたのであります。その節はお世話になりました、皆さん。
ガンバは、近くの図書館に寄ってみてこなくちゃ。かれこれ二十年は読んでないぞ。文庫の本だったから。
そんなわけで、参戦希望者はぜひ名乗り出て下さい。レビュー大会とでも名付けますか?(センス悪いわね(^^;;) あらすじはレビューとはちがうけどね。
まだまだ続く御柱。
悲しいことに、坂を下りる途中でフィルムが無くなってしまった。そんな馬鹿な。まだ五枚は残っているはずなのに……替えがないのだ。
待って待って待つ。
双眼鏡を支える両手が、そして片手がだるくなってもまだ柱は見えない。何度も何度も木遣り唄が谷に響き、人々の歓声が応える。まだかいな。
いやがおうにも気分は盛り上がるが、なんとも進行しない。指示に従って二本の綱が右に左に引かれるが、下から見ている分には何の変化もない。いったいどれくらい待っただろう、ひとしきり盛り上がると、爆竹の轟音と煙幕が坂の上で始まり、打ち上げ花火(猿のぬいぐるみとかがパラシュートで降ってくる)がにぎやかに薄い水色の空に花を咲かせた。おお、柱が見える。ちゃんと先端には人が乗っているではないか。
さすがに興奮したので、その後のことはよく覚えていない。ともかくじれったいぐらいに待たされた揚げ句、目の前を引き手だった人々の群れに塞がれながらも、何とか柱が落ちるのを見た! その瞬間柱は双眼鏡の視野から消え、慌てて伸び上がった。それほど勢いよく落ちたようには見えないが、あれだけの質量だ。恐ろしいパワーがある。想像していた以上に大勢の乗り手が柱の上に並んでいるが、坂の半分あたりでほとんどが振り落とされた。とまってしまった柱に殺到する人々。引き手が綱を引く。滑り落ちる。また止まる。また引く。
その後は大混乱となり、私たちは人の波に押し流されて会場をあとにした。ちなみにその日予定されていた三本のうち最後の一本は翌日に持ち越し。でももう一本は見たかったなあ。悔しいなあ。
おまけに日テレの特番も見損なってしまった。あとで聞いた話だが、何でもこの柱(秋一、秋宮一の柱)の地区は、前回の坂落としで、準備ができる前に尻綱が切られてしまい、横倒しになって転がる柱で即死一人を含む五人の死者を出し、そのせいで今回はかなり慎重に落としたのではないかとのこと。
NHKの「未来潮流」(再)で紹介されていた「99人の最終電車」のページをようやく見つけた。サーチエンジンで「井上夢人」と引けば一発。見る価値はあると思うが、まだちゃんと中身を読んでいないので。
ネット上の小説について考えるということをしてみたいが、考えがまとまらない。わたしはインタラクティブなんて言葉は信じていないけれど、紙の上の小説とはまた違う価値を見出したいとは思っている。RPGが邪道だという考えはまだ堅いし、スレッド小説も今のレベルではしょせんままごとだ。メディアミックスは確かに可能性を開くが、これはもう小説単体ではないし。だからといっていいアイデアがあるわけではない。
スレッドでリレー小説は面白いかも。自分が好きな話に続きを書く。他人の書いた話は無視してもいいし、それに続けてもいい。何通りのストーリー展開を一人で始めても許される。でも続かないかもしれないけど。話はひろがってとりとめもなくなるかもしれないし、特定のツリーに人気が集まるかもしれない。これを「創作の部屋」でやってみたかった。
すごろくでもRPGでも性格判断チェックシートでも同じシーンに話が戻ってくるというものは基本的に信用していない。過去の価値を無にするようなものは嫌いなのだ。
- 「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」 周防正行 太田出版 1800円
今日は給料日だったので、本屋で立ち読みしていたらやめられなく
なって買ってしまった。- 「雨の檻」 菅浩江 早川書房
久しぶりの再読。「はみだしっ子」からの引用があって驚いてしまった。
表題作「雨の檻」は宇宙移民船ものとして好きだ。
98.04.14 (火)21:31練習をさぼり、咽喉が嗄れるほど歌ってみた。この曲はアルト殺しだなあ。こんなに高音を張り上げたらすぐにつぶれてしまうぞ。それだけ頑張ってみても、昔とちがってすぐには覚えない。悔しい……
ぼんやりテレビを見ていたら、竹野内豊がフェイスマークのポーズをパソコンの前で一人でしているシーンで笑ってしまった(\^o^/)。雨の日は、どこにも出かけたくない。じめじめじめ。
久しぶりにERを英語で聞いてみた。全然わからない。まるで呪文のようだ……
いくつかリンクを新調した。見てみてみて。
御柱の続き。
木遣りのあと、掛け声も勇ましく曳行が始まる。柱の後ろについていると、後ろの綱を持たせてもらった。お、重い……
進む道の傾きや曲がり具合のせいなのか、時折激しくお尻を振って進む。道に人があふれているから大変だ。柱の横を歩いていて巻き込まれ、足を折った人がいるそうだ。
観光客でも綱を引くことはできる。小綱と呼ばれる細い綱を二つ折りにしたもの(用意している人もいるし、もらえることも)を太い引き綱にかけて引くのだ。
坂の上までたどり着くにはずいぶん長い時間がかかった。この時点ですでに二時間半遅れくらいか? 坂の上の道路は大混乱。あちこちで悲鳴が上がるが、人の波をかき分けて進むしかない。そのまま指示されて木落としの坂を下りることになった。足下は不確かだし、傾きは恐ろしいほど。足下を固めて軽登山靴だったのが幸い、ズルズルと下に降りる。観客席の前なので、いらだつ人々から怒号が上がる。朝から待ってるんだぞ、と言われても、あとからあとから人が押し寄せるのだからほかに行き場はない。柱と一緒に歩いていた人たちは、すぐあとに柱が落ちる坂を下りて坂の下の国道に並んだ。
ここって、もしかして特等席?さて、ついに始まるぞ!
98.04.13 (月)20:39さあて、今日は蒸し暑かった。体中がべとべとする感じ。
GWは東北辺りに桜を追いかけていきたいなあ。でもヨットの試乗会もする予定だし。金はないし……御柱の話を少し。
4/11(土)上諏訪の古い駅前旅館に宿を取り、下諏訪へ電車で一駅。ホーム、車内はすでにかなり込み合っている。下諏訪の駅前はシャトルバスを待つ人でいっぱい。線路沿いに長く列が続く。歩くことにしようと決めて道を聞いたはっぴの一群について速足で町を横切り、木落とし坂に向かう。緩やかな坂が始まると、去年の夏訪れた諏訪大社(下社)の春宮の前に出た。国道を人の波をかき分けて進む。
土手をはい上がると、前日に落とされた柱が二本置いてある広場へ。川沿いをまた進んで、山道に入るころには、お弁当を広げて坂の下をのぞき込む人の群れで足の踏み場がない。駅から坂まではだいたい6キロぐらいか? 坂の下を国道が通り、国道に沿って川が流れている。その川の対岸の河川敷きは今年から有料の観覧席だ。全席あっという間に売れたという。
坂の真ん中あたり、見上げて右側にはテレビ局のやぐらが組まれている。さすがにいいロケーションだ。報道と腕章を付けて分厚いメモ帳をひらひらさせながら若い女性記者が走り回っている。
案内してくれたおじさまは地元の方で、そのまま木落としの坂の上まで連れていってもらう。警官や消防団員が警備していて、いれてくれない坂の上から下をのぞいてみる。思ったほど長い坂ではない。ただし角度はかなりある。スキー場の上級コースのかなりハードな感じだ。最大角度は40度ほど。恐ろしいことに方々に石が出ている。前日は一人が石に頭をぶつけて重症ということ。
進行はすでに二時間近く遅れているという。道には屋台もたくさん出ている。御柱Tシャツはともかく、御柱祭イメージソングCDというのには少々驚いた。
昼食をとってから、曳行されてくる柱を迎えにさらに道を進む。道の両側には各地域の休憩所が設けられ、代議士やら政党やらの後援会だの応援所が軒を連ねて水やお茶やお酒を振る舞っている。参院選の前哨戦らしい。候補者本人もはっぴを着てお茶を注いでいた。
しばらく進むと道路に二本の細い綱が。進むにつれどんどん太くなる。そろいの衣装の引き手が休んでいるすぐ近くに大きな柱が古タイヤの上に縛りつけられて鎮座している。
すかさず乗って記念写真など。昔は役目の人しか柱に乗ることはできなかったし、戦前は女性の参加も許されなかった。神事とは言え、実際には地域の祭りに変化してきたのだろう。
待つことしばらくして、「曳行責任者!」と言う声がかかる。
ついに動きだすのだ。さらに待つこと何十分かして、木遣りが始まった。
以下次号。
98.04.12 (日)23:20見てきた。御柱。迫力たっぷり。疲労困ぱい。財布空っぽ、借金増大。
追ってレポートしよう。
でももっとたくさん見たかった。見るほうも体力を使うから大変。ものすごい人出だし。利口なのは信州のケーブルテレビで中継を見ることかなあ……それにしてもいいなあ、温泉がある家は。
諏訪のガソリンは97円だった。
98.04.10 (金)18:28ぼんやりしていたが、今日から出かけるつもりなのだった。そんな訳で急いで書く。
ドイツ語とドイツ人のはなし。
ドイツ語はほとんど分からない。旅行や買い物にはそれほど困らないと思うが、たとえば今目の前にドイツ人がいて、この人とお友達になりなさいといわれたら、できない。まあ、ドイツ人も私の英語のレベルよりはましな人が多いから、そんなことありえないけど。
ドイツに行って困らないことといえば、日常生活が慣れているということぐらいかな。
つまり、町の表示や看板が大体分かるということ。郵便局や鉄道やレストランのメニューや自動販売機やお店の仕組みや癖が分かるということだ。
これはドイツ語の力とはあまり関係なかったりする。
でももう、十年近く足を踏み入れていない。わがいとしのDeutschland。変な話だが、ドイツ語を実際に活用するようになったのは、ドイツを離れてからだ。
始祖鳥さんの話にもあったが、ドイツ人旅行者はどこにでもいる。
スコットランドのドイツ人、モルディヴのオーストリア人、モンゴルのスイス人。
出会うたび、何でこんな地の果てまで来てドイツ語で話さなければならんのか。といつも思っている。
先日スカイ島であった女性は、私が卒業した高校のある、ライン川沿いの小さな町で仕事をしていたという。ううむ。奇遇だ。愛車の話 。
先日テレビを見ていたら、2000CCのモデルが出たというのだ。
1800が出た時だって結構腹が立ったが、2000はもうがっくりという感じ。車が大型化していくって言うのは、世の中の流れとしてはおかしいのじゃないかな。
でもたしかにわたしの1500はちょっとパワーが足りない……
いや、そんなにスピード出しちゃいけないんだな。反省。
ちなみに何に乗っているかといえば、うちのサイトを隅から隅まで読んでいる人には分かる(笑)。ついに78円。
今朝、一軒は(「IKKO」というコスモの店。どうも一歩さんを連想する……)78円の看板を出していた。
他の地方ではどうなのだろうか。やっぱり安くなっているのかなあ。
98.04.10 (金)00:18スターレッドの見事なサマリー。ふと思ったが、有名な話のあらすじをみんなで書くと十人十色で個性が出て面白いかもしれない。興味を持っていることや感じ方、考え方なども反映するだろうし。
顔色ではなくて内蔵色というのは面白い表現だなあ。普通の人間だって、意識している以上にたくさんのこと、たとえば体温とか、匂いとか呼吸による空気の揺らぎを生身の人間から感じ取っているようなのだが、それが第六感というものかも。何か意に染まぬことがあると、すべてがそのせいになってしまう。そんなのはいやなのだが、うまくできない。とりあえず早く寝よう。
98.04.09 (木)21:40降り止まぬ雨に桜が散り急いでいる。
近所の桜の名所といえば、有名なのは布施弁天のあるあけぼの山公園だが、実は柏ゴルフクラブもかなりのもの。16号に面した入り口からクラブハウスに至る道の両側はすべて桜。まさに桜のトンネル。一昨日は寄り道して桜見物。ルーフウィンドウも窓も全開でたらたら走ってきた。
ちょっと遠いが野田の清水公園も名所。しかし身近なところでは、近隣公園を挟んで反対側の五丁目団地だ。バス通沿いにほぼ500メートルほど、見事な並木がある。土手の上は染井吉野、下は枝垂れ桜とグラデーションもいい。散り終わる前に連翹と雪柳が花をつけるだろう。そういえば、79円は二軒に増えていた。
- 「週末に会いましょう」1 篠原烏童 朝日ソノラマ
つまんない、つまんない、つまんなーい。最近作風が甘ったるいぞ!と思ってもう一度読み直したらそれほどでもなかった……
「ファサード」の方がひどいなあ。入り口をちょっとだけいじってみた。代わり映えはしない。
98.04.09 (木)00:09一軒だけだったが、ついに79円、出血大合戦と言うところか。
セルゲイ・ナカリャコフの9月の公演のチケットを取ってもらった。9月に自分が何をしているかはさっぱりわからないけれど、きっとさわやかな経験になるだろう。ちなみにロシアの花形若手美青年トランペッターだ(笑)
- 「ふたつお菓子がたべられる」 篠有紀子 双葉社
この人は実はSF作家なのかもしれないと思うことがある。ランサムのページをせっせと直していたら、疲れてしまった。
早く寝なくちゃ。
98.04.07 (火)21:14さて、どうも不調だ。ばりばりとあれやこれや山積している問題を片づけておきたいのだが。
テープ整理の都合で「妻への恋文」を見た。こんな話だったのか……うーん、フランス映画って理解不能。「オリヴィエ、オリヴィエ」(郊外の家が素敵)とか「野性の葦」(女先生がタフ)を思い出した。フランスの田舎って不思議におしゃれなんだなあ。フランス人って結構激しいし。フランス語できない人(つまり私)はあんまり行きたくないけど。
八年前、マドリッドからパリへのタルゴに乗り損なって一日ロスしてしまい、計画のモン・サン・ミッシェルに行けなかった日からこっち、フランスの郊外には縁がない。英語とドイツ語と日本語が通じないところにはなかなか行けないでいる。
- 「アイルランド歴史紀行」 高橋哲雄 筑摩書房
アイルランドに行きたしと思えど。
高度なテクノロジー文明の成立の必要条件は何だろうか。
司馬遼太郎は文明を築いた鉄が森を食い殺して行く過程について、
あちこちで書いている。詳しくは知らないが、その昔、朝鮮半島では
鉄器は日本より遥かに貴重品だったらしい。農具も日常の道具も、
日本では優れた職人が腕を磨く機会として豊かに存在した。その違い
は森の豊かさにあったらしい。雨が多く、より復元力に優れた日本の
森が鉄の生産を支えていたのだという。そして先に鉄の活用を始めた
雨の少ない朝鮮半島の人々は、早くに資源の基盤となる森を失って
しまったのだ。
もっとも高い技術力が鉄なしで生まれることがないわけではない
だろう。ただし、鉄に勝る使い勝手の良いものをついに人間は見つけ
られなかったらしい。
ダーコーヴァ年代記では、資源に恵まれなかった惑星の住民が、
金属に依存したテクノロジーを捨て、独自の文明を築くという設定に
なっていた。SFには結構こういう話が多いのかも知れない。うう、このピカチュウかわいすぎる(^^;;
98.04.06 (月)22:35あと締め切りが二つ。何とかなるだろうか。やっつけ仕事にはしたくないのに……
月曜日はいつも具合が悪い。不摂生だから。セルフコントロールが足りないから。生きた心地がしないから。
心を打つ映画や物語、音楽などで刺激されるのは、情動なのだろうか。この無二の感動も、脳や神経系で処理されている電気的な信号なのかと考えてしまえば興ざめだが、それがドラッグやショックの興奮を追い求めることとつながっていると考えると面白い。
目や視覚の話で思い出したが、萩尾望都の「スターレッド」の主人公たち火星人は、目で見ているのではなく、不可視不聴域の波を感じているというような説明がされていたように思うが、単にレンジの問題ではなくて、道具や情報処理のシステムも普通の人間とは全然違うものが必要だということなのだろうか。
そういえば、先週の中ごろからガソリンが16号沿いの三店舗で一斉に80円で売られている。いつまで続くのか。まだ下がるのか。以前ほどは新しい店を見かけないかわりに、つぶれた店はよく見るような気がする。
今日からERの新しいシリーズの放映が始まる。もうあらすじは読んでしまったけれど、とても楽しみだ。
始祖鳥さん、もし機会があるなら、ヨットはニュージーランドで始められるのがいいでしょう。キィウィ・セーラーは今や世界一の水準、施設も組織も環境も日本とは比べ物にならないそうです。オークランドに住んでいる友人夫婦にもぜひ始めるように勧めています。大きな海を感じながら水面近くに体を乗り出し、風に乗って波を切るのは、きれいとはお世辞にもいえない千葉港の中でさえ、なかなか悪くありません。
98.04.05 (日)23:59映画は面白かった。フリューゲルの柔らかい響き。圧倒的な音。客層もいかにもブラバンぽいし、上映中は誰も一言も話さないし……
お話は単純だしカタルシスらしいものはないのだが、ドキドキする映画だった。さて、マーラーの「嘆きの歌」のCDを買ってきて、勉強開始。ただ、楽譜がなかった。どうしよう。火曜日の練習まで手に入らないのか……ドイツ語の歌なのはまだ救いだけど。
- 「えゐもせず」「合葬」 杉浦日向子 筑摩書房
結構好きで読んでいたはずなのに、この有名な作品は初めて。
締め切り迫る原稿がやはり三本。はや逃避行動に移っている。
98.04.04 (土)22:43雪はあった。しかし午後はべちょべちょ。すでにコースの半数は閉鎖されているのに「全面滑走可」とはこれ如何に。
灼けただろうなあ……さて、原稿書かなくちゃ。タイトルをリストアップするだけでぞっとする。毎日プリントアウトを持ち歩いているが進まない。
久しぶりに本を持たずに外出。帰宅したら高校生のいとこが来訪。これでは眠れない。
- 「ジークフリート[勝利の盾] 」森川久美 角川書店
98.04.03 (金)21:45やれやれ、ようやく金曜日。明日は日帰りでガーラに行くことに。いきなりボードにはまった人がいて、スキー板を担いでおつきあいときたもんだ。まあ、いいけどね。まだ雪あるのかな。
今日は早く寝なくちゃならないが(明朝五時起きだから)、いろいろと書かなくてはならないものがたまっているので、少し仕事をしよう。うう、寒いよう。まさに花冷え。気分転換に近所の夜桜でも見に行くか。
- 「風のフリュート」藤原新也 集英社 2,500円だ。ちょっと高かった(^^;;
- 「アイルランドへ行きたい」深谷哲夫 リチャード・ホートン 月川和雄
新潮社2冊でほぼ4,000円。大事にしていた図書券がすべてなくなった。
当分本もまんがもお預けだ。そういえば、「グリックの冒険」はガンバより好きだった。坊ちゃん
坊ちゃんしているところがよかったのかも。いったい何度読んだころやら。
98.04.02 (木)20:02雨でジャバジャバ。寒くて参る。手足の冷えが一時間近くおさまらなくてこたつで震えた。
テレビでALSの女性と学生の話を見る。「あ、か、さ、た……」とかなりのスピードで学生が唱え、ベッドの女性がまばたきで合図する。次には「さ、し、す……」と続く。この方法でコミュニケーションしている人がたくさんいることは知識として知っていたが、見ていてなぜかドキドキした。高速言語、なんて言葉を思い出した。普通の言葉による会話との違いはこういう次元のものかもしれない。あ、なんか意味不明。
- 「今でも夢に見る」吉村明美 小学館
- 「少年は明日を殺す」1 石原理 大洋図書
本屋で見かけた「風のフリュート」藤原新也 の表紙の写真に
驚いた。去年スカイ島でとったタリスカー湾の写真に似ている。
もっともこっちはアイルランドの写真なのだが。明日買ってこよう
かなと思う。「アイルランドに行きたい」「シチリア島に行きたい」
も欲しい。トンボの本のフェアなんて目の毒だ。
ぱらぱらページをめくっていたら、手配でミスをしたアイルランド
絡みの仕事のことを思い出して気分がめいった。この本を先に買って
おけばなあ……青山ブックセンターで見たときにもっとよく立ち読み
していればなあ。ううう。
五年ぐらいのうちに行きたいなあ。そういえば、とてもすてきな嘘にだまされてしまった。ちょっと
ハッピーでした。ここのところ四月馬鹿には縁がなく、演技力が乏しい
うえに嘘がつけない体質なのでいつか自分も楽しいおふざけをやって
みたいと小さな野望を抱いている。
98.04.01 (水)23:40立つと激しい腹痛。座っていれば普通に生活できる。うーん。十二指腸かなあ。これって運動できないよね、と言い訳して四月からのエクセサイズ開始をまた順延。
「ファーゴ」を見ちゃった。やったね。こんなとこにモーゲンスタン「ER」担当外科部長がいらっしゃったとは(笑)
BSは来週延々とディカプリオの映画を放映するらしい。これでやっと「ギルバート・グレイプ」のラストシーンがわかるわい。前回の放映を録画したらラストが切れちゃったのだ。
土曜は「ブラス!」を見に行くんだい。しかし私の身の回りには吹奏楽の人が多い。いったい何人いるんだ。私は無関係だぞ。小学校一年生から活字中毒で、ひどいときには不動産の広告や薬の説明書まで読んでいた。今も寝る前に一冊本を読まないと気が済まないので睡眠不足がひどくなるのかもしれない。一種の神経症だと思う。
今日は雨の中、会社帰りにお茶してしまった(ごちそうさま)。たまにはいいもんだ。
先日送られてきた給料明細の封筒には、変形うさぎちゃん切手がはってあった。こんなの日本にもあるんだ〜(^^)
- 「バイエルンの天使 セレクション」たらさわみち 光風社
- 「始まりの場所」アーシュラ・K・ル・グィン 早川書房
えーん、アップできないよう。FTPサーバーが死んでいるのか。
始祖鳥さんの読み物が楽しみです。では、お休みなさい。
98.04.01 (水)00:46絶不調続く。
- 「パナ・インサの冒険」1〜4 (飯田晴子 角川書店)を読み直していたら、
ミリオレの額の傷に全然気づいてなかったので驚いた。私は何を読んでいるのだ。- 「金のアレクサンドラ」全3巻、「シルクムーン」「恋人たち」「ローズガーデン」
「ロマンチック・ヴィオラ」「アダムの楽園」 文月今日子 主婦と生活社- 「春やきぬらん」 杉本亜未 角川書店
- 「エンジェルの鼓動」全2巻 もんでんあきこ 双葉社
すでに丸三日、家から出ていない。あ、保険料払いに行ったか。